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垂水区 整形外科・リウマチ科・リハビリテーション科
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-整形外科の病気-

変形性膝関節症

Orthopedic surgery

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垂水区 かわかみ整形外科クリニック|整形外科の病気-変形性膝関節症(へんけいせいしつかんせつしょう)

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Osteoarthritis(OA)

変形性膝関節症とは
(へんけいせいしつかんせつしょう)

変形性膝関節症は関節軟骨がすり減って摩耗し、変性、破壊が生じ、それに続発する関節周囲の骨増殖を伴う関節自体の慢性的な変性疾患です。ひざの痛みを起こす疾患でもっと多い疾患です。

4:1の割合で女性に多くみられ、高齢者になるほど罹患率は高くなります。

 

発症する場所によって三つのタイプに分かれています。
内側型 膝関節の内側の軟骨がすり減ってO脚変形が起こります。
最も多い 外側型 膝関節の外側の軟骨がすり減ってX脚変形が起こります。
膝蓋大腿型 大腿骨(太ももの骨)と膝蓋骨(お皿)の関節軟骨がすり減ります。

変形性膝関節症イラスト

原因

主な原因は関節軟骨の老化で、肥満や筋力低下、生活習慣、O脚、体質や遺伝などが発症に影響するとされています。

靭帯損傷や半月板損傷による関節不安定性による二次的な変性も原因となります。

肥満度BMIイメージイラスト出典:日本整形外科学会「整形外科シリーズ 3」より引用

症状

主な症状は膝の痛み(特に膝の内側(親指側))と水がたまることです。

初期では立ち上がり、歩きはじめなど動作の開始時のみに痛み、休めば痛みがとれますが、正座や階段の昇降が困難となり(中期)、末期になると、安静時にも痛みがとれず、変形が目立ち、膝がピンと伸びず歩行が困難になります。

 

診断

問診や診察、時に触診で膝内側の圧痛の有無、関節の動きの範囲、腫れやO脚変形などの有無を調べ、X線(レントゲン)検査で診断します。

必要によりMRI検査などをします。膝関節周囲の腫れがひどい場合は、関節液検査(溜まっている水を抜きます)により感染やリウマチなどがないか診断します。
レントゲン:膝関節の軟骨が摩耗して、内側の関節面が狭くなっていることが確認できます。また関節辺縁の骨棘形成も認められます。

 

治療

症状が軽い場合は痛み止めの内服薬や外用薬を使ったり、膝関節内にヒアルロン酸の注射などをします。

また大腿四頭筋強化訓練、関節可動域改善訓練などの運動器リハビリテーションを行ったり、膝を温めたりする温熱療法や電気刺激療法などの物理療法を行います。足底板や膝装具を作成することもあります。

このような治療でも治らない場合は手術治療も検討します。

これには関節鏡(内視鏡)手術、高位脛骨骨切り術(骨を切って変形を矯正する)、人工膝関節置換術などがあります。

 

ヒアルロン酸注射

膝関節軟骨の成分でもあるヒアルロン酸は、水分の保有率が高く、関節軟骨や半月板が傷ついたとき、関節の潤滑油やクッションの代わりになり、動きをよくし、ひいては関節の痛みや腫れの軽減にも効果があります。

膝半月板損傷の人工膝関節置換術など手術写真・イラスト出典:日本整形外科学会「整形外科シリーズ 3」より引用

 

膝半月板損傷の治療ヒアルロン酸注射イラスト出典:中外製薬 よくわかるほねとひざ.comより引用

予防


治療

日常生活でも、ふとももの前の筋肉(大腿四頭筋)を鍛える。

正座をさける。

体重を増やさないようにする。

膝をクーラーなどで冷やさず、温めて血行を良くする。

洋式トイレを使用するなどを心掛けましょう。

当院では、患者様の状態に合わせた適切な治療を医師が行い、ひざの痛みを軽減させる運動療法を専属の理学療法士が行っています。

日常生活の動作や姿勢に関する注意点などもわかりやすくお伝えして、できるだけ快適に過ごしていただけるよう心がけています。

ひざの痛みは歩行能力の低下につながりやすく、結果的に寝たきりのリスクとなります。

ひざの痛みがあっても歩行能力を衰えさせないための運動方法や、運動量を補うための低周波治療など、患者様一人一人の生活スタイルにあった運動習慣をご提案し、それが定着するまで一緒に取り組んでいきます。

症状を抑える治療だけでなく、自分の足で歩ける力を維持していただくことを重視しています。

変形性膝関節症の運動療法イラスト
かわかみ整形外科クリニック
Kawakami Orthopaedic Clinic
日本整形外科学会専門医/日本整形外科学会認定スポーツ医
院長 川上 洋平
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